AUSTRALIND

第2の故郷

負に恨めども、負に正を灯す。

※家族間の問題について、一部過激な表現が含まれます。















先日、久々に、派手に弟が暴れました。
きっかけは、これが理由になるの?という程の、ほんの些細なことでした。

アルコールを飲んでいましたが、以前の弟は、いくら呑んでも変わらずざるでしたので、寂しさ故に変化してきた部分もあるのかも知れません。

壁を破壊し、グラスを割り、殺せと泣き叫びました。
母が、泣きながら震える声で、やめてと訴えました。

家が壊れていく…
弟が壊れていく…

母は、力づくで止めに入りました。
ただならぬ物音に、私も、飛び上がりかけつけました。
父もかけつけましたが、もう1年以上弟と顔を合わせていないので、火に油を注ぐことになりかねない…
父には、ギリギリのところで、何度も合図を送りました。

父は、よく踏ん張ってくれたと思います。
自分が止めたかっただろうに…
自分が爆発しそうだったろうに…
自分が全てを終わらせたいとさえ…

私も、力づくで止めに入りました。
壁と弟の間に入り、母と弟の間に入り、必死で名前だけを叫びました。
指が折れそうな力で握られ、お腹を蹴られましたが、選択肢は1つでした。
すごく怖いと思いましたが、弟を失うかも知れない恐怖の方が勝っていました。
抱きしめながら、腕を噛まれました。
すごく痛かった…

瞬間的に、咄嗟に手の平をグーにして、指を守りました。
そして、まぁまぁな修羅場だったにも関わらず、冷静な1部の脳が、“犬に噛まれたこともないのに…”と思っているのです。
あとから、その冷静さに笑えない様な笑える様な…

何があっても、ケロっとしていられる精神力。
そんなものは、存在するのだろうか…?

翌朝、両親と朝市へ行く日。

太陽が昇りました🌄✨

母は、何事もなかった様に、「昨日、○○ちゃん(飼い犬)が夜便するって…起こされたんだけど😧」…と。

父は、実験に失敗でもしたかの様な爆発した頭で、わざとらしく「おはよう~🤣」…と。※天パーなので。

この家族はもろいのか…、それとも、強靱なのか。

いつもの様に、朝市からの日帰り温泉♨️
どうしよう、腕を見せられない🤔
まだガンガン痛いけれど…、よし、そんなに目立たない。
でも、母は気付いたかなぁ…

止めれば止める程、歯止めがきかないとわかりつつも、手を離したら、誰かが助かり、誰かが助からない。

そんなのは選べなかったから…

温泉に入りながら、母と2人で、「全身筋肉痛だよね…」と、さらっと話しました。

また1日が経過し…

私の腕が、真っ黒に腫れ上がり、こっそり、コノヤロー😠💢と思うのでした。