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AUSTRALIND

第2の故郷

天職にめぐりあうまで…

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子どもの頃の夢は、「耳鼻科の先生」か「パン屋さん」。

大人になってから、こんな職業もあるんだなぁ~、お勉強苦手だったしなぁ…と、ちょっぴり思うこともあります。でも、あんな風になりたいなぁ、こんなことしたいなぁという思いは、いつまでも持っていて良いものなんだなぁとも思います。

私は…

動物専門学校に4年間在籍後、姉妹校の動物専門学校で数年間働き、地元に戻り、官公庁関連の事務職に就いておりましたが、現在は縁あって、パン屋さんで働いています。

子どもの頃から動物が大好きで、でも、家で飼う動物はミドリガメまでしか許されてきませんでした。

それでいて、当時の夢は、耳鼻科通いをしていた影響から、そちらの思い入れが強かったのか耳鼻科の先生で、またなぜ、パン屋さんの夢は現れたかというと、耳鼻科の帰りに寄ってもらっていたパン屋さんが好きだったから…と、記憶しています(幼稚園時代)

動物関係のお仕事をしたいと思わなかったのは、あんなに好きだったのに…今となっては不思議です[emoji:B5C]

それでも動物はずーっと大好きで、特に、犬・イルカ・馬に夢中になり、大人になってから、それらに関わるボランティア活動にのめり込みました(専門時代)

さすがにこの頃になると、動物とずーっと触れあえる職種を目指しはじめます。そして、念願の職に就き目まぐるしい日々を過ごしました。でも、その頃は、それが天職だとは思えませんでした。

その頃、毎日思っていたことは「一生懸命に、正しく完璧にやろう」ということ。

年末年始やお盆休み等々含め、お家には眠りに数時間帰る程度…という、ほぼお休みがあってない様な状態を結果的には作ってしまいました。やりきった感はありましたが、たぶん、そのやり方は間違っていたのでしょう。ニコニコ笑うことをしなくなっていた様に思います。

次の学校へ移るタイミングで実家へ戻った時、動物から離れてみようと決めました。私にとっては、大きな決断でした。環境を変えるのは不安だったし、動物以外に何があるのかと思ったからです。

その時、ふと目線を変えてみました。

で、事務を選ぶ訳は全くなく、むしろ、事務だけは避けたいと思っていたのですか、挑戦してみたら、事務は事務でも、私が好む作業満載でハマってしまい、後にも先にも人生で一番お勉強をした時期でしたが、突然の会社都合により、波に乗れずじまいでした[emoji:B5C]

そんな時、たまたま母の「好きでしょ…パン?やってみたら?」の声で、今に至ります。

お分かりかと存じますが、調理の専門知識はなく、合格が頂けるとは思いませんでしたので、嬉しかったです。

パン屋さん勤務をはじめてから、180度生活が変わりました。夜型から、朝型になったのです。

朝4時には起き、4時半にはお店に到着して、5時からの朝礼前に作業の準備を整えます。※もっと早く起きるべきなのでしょうが、これが私の限界です…[emoji:B5C]

一般企業にお勤めの方よりは早く上がりますので、夕方は余裕があるのですが、終わる頃にはヘトヘトで、私は使い物にはなりません~。

でも、パン屋さんは続けたいと思うのです。

細々とした嫌なことは、正直あります。

でも、これまで1度も「明日も仕事だ~[emoji:B5C]」と憂鬱になったことはありません。

なぜかと考えてみました…

*相談出来る

*冗談が飛び交う

*笑える

*お料理の知識を直に学べる

これらがとっても心地良いのです。

大きな声で「いらっしゃいませ~」が言えるところも好きだし、焼きたてのパンの香りで目が覚めていく感じも好きだし、お客様の生の声を伺えるのも好きです。

朝礼が終わると同時に、1分1秒が貴重な世界になっていきます。

鉄板を運びながら次の指示を出しあい、お店の陳列状況の報告を受けあい、手元では生地をこねながら揚げ物の時間を計り、1人で2役3役をこなしながら、みんなフルスピードで動きっぱなしです。

ここでは、日頃スローな私も変身します!!

「あれどうなってる?」…で通じる会話。

1人黙々と作業中、次の工程で必要な器具が「ぽんッ」と目の前に用意されるあうんの呼吸感。

誰かが失敗をすると、他の誰かが、わ~っ[emoji:B5B]と焦りつつも何とかカバーしようと動いてみる妙な行動力。

大好きです。

こうして読み返してみると、上手に言えないですが、周囲の環境のお陰だなぁとつくづく思います。

お客様の為に、みんなで試行錯誤しながらパンを提供することが、私にとっては楽しいことなのです。

子どもの頃の夢のひとつだったパン屋さん。

今は、毎日「元気に明るく頑張ろ~」と思っています。

今までで、一番「天職」に近い存在となりました。

これまでの全ての経験があって、ここまで導いてもらえたと思っています。どこかタイミングがずれていれば、パン屋さんになれなかったかも知れません。

以前は、取り柄がないことに焦りがありました。

周囲は、刑事や自衛官、医者、教員、自営業が多く、どこか劣等感を抱いていたのも確かです。でも今は、そんな感情が消え、このこと詳しく知りたいなぁ…この試験受けてみようかなぁ~と努力することを楽しめる自分がいます。

今、私はパン屋さんですが、パンのことだけ考えていればお客様に喜ばれるパンが作れる訳ではありません。学ぶべきことは無限にあります。そして、自分に関わってくれている家族をはじめ全ての人々を、不安にさせたり悲しませながらお仕事をしても、それもやっぱり、美味しいパンが作れる訳ではないと思うのです。

美味しいパンを作れる様に、心を整えて参ります。

そして、一番大好きな人に、「このパンが食べたかったんだ~っ!」と言われる様な一番美味しいパンを作れる様になるまで、腕を磨きます!!